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マンスリーマンションは、一見、豪華な印象を与える

2012.01.10

われわれ下請け業者にとって、高度経済成長時代からオイルショックにかけての10年間はほとんど仕事のない冬の時代だった。コストを抑えに抑え、銀行から借金を繰り返しながらどうにかやりくりしてきたものである。この積もりに積もった10年間の赤字を一気に取り戻しただけでなく、膨大な黒字を計上することができたのがバブルだった。マンスリーマンション建築の工事費は需要と供給のバランスによって決まる。バブルのときは仕事が多過ぎて人手が足りなかった。

[参考サイト]
マンスリーマンションのCREATE MONTHLYオフィシャルウェブサイト
http://www.monthly-create.com/tokyo/
(ホームページ)

だから受注額もこちらの言い値だ。しかも冬の時代から後継者は育っておらず、粗悪な技術や未熟な技術しかない職人やバイト、さらに季節労務者などを使って工事をしたわけだ。経験のない人間を使って工事していたのだから、当然のことながら完成度において粗悪なものができても不思議でない。バブル時代に建築されたマンスリーマンションは、一見、豪華な印象を与えるが、こうした理由で全体的には劣悪なものが多いのである。それはまだ表面化していないが、建築後10年もたてば、やがてあちこちで欠陥が露呈してくるだろう。