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江戸の町の不燃化を推進した大岡越前守

2011.10.14

大岡越前守は、名奉行とされているが、本当の意味は、彼がたぐい稀なる都市計画の名手であったことによる。江戸時代の街並みは火事に弱く、大火となれば果てしなく燃え続けた。これは屋根が茅葺きであり、燃え草そのものだったからだ。火災対策として、「いろはには…」と多くの組を編成して地区ごとに自主消防団(町火消し)を結成し、消火のための防火用水を設雌した行政力は大きい。最大の功績は、それまで武家屋敷にしか許されていなかった屋根瓦を民家に許可して、都市の不燃化を推進したことだ。寺院もまた大火によって幾度も被害を受けており、都市の不燃化がいかに重要であるかがわかる。道路の幅も一定地区ごとに広くして、火災時のバリアとした。この手法は、現在進められる東京都の防災計画にも同じように生かされており、道路幅を広くしたり、ビルの高さを一定以上に保って、ビルごと防火壁にしようとしているところも多い。都市の不燃化指導にも、大岡越前守の設計思想が残っているのだ。

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