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「家族から隔絶された」と感じてしまう場合も

2011.10.21

今は、立派なオーディオセットにパソコン、テレビ、ビデオデッキ、電話、エアコン……。なかには、キッチン直結のインターホンまで取りつけてある部屋がある。子どもたちが「勉強中」に母親を呼び出して、コーヒーや夜食を届けさせるためだという。まるでホテルのルームサービスではないか。そんな快適な個室にこもって子どもたちは何をしているか。勉強などするわけがない。自分のこととして考えてみればわかる。オーディオセットがあれば音楽を聴きたくなるし、テレビがあれば観たくなる。

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パソコンがあればゲームをやりたくなるし、電話があれば友だちとしゃべりたくなる。それが人情だ。むしろ宿題などは、うるさい母親がそばで目を光らせているダイニングルームのテーブルや、リビングの片隅でやるほうが、はるかにはかどるに違いない。いよいよ試験が間近となれば、図書館に行って勉強するほうがずっといい。親は子どもに静かで落ち着ける勉強部屋を与えたつもりでいても、当の子どもたちにとっては「親の目から逃れた」だけだ。小さい子どもだと「家族から隔絶された」と感じてしまう場合もある。意外にも、そうしたギャップに気づいている親は少ない。